今や日本でも注目されている「NFT」。そして、住民税の有効活用を可能にした「ふるさと納税」。これらの二つが融合することで、新たな時代の返礼品が誕生しました。それが、「NFT返礼品」です!
ふるさと納税の伝統的な地域特産品とデジタルの世界が融合したNFT返礼品は、注目を集めつつあります。本記事では、ふるさと納税のNFT返礼品について、その魅力を紹介していきたいと思います。
NFT返礼品は比較的最近、2021年頃から始まりましたよね。ふるさと納税とNFTの組み合わせは、地方自治体が地域の特産品や文化を活用して寄附者を引きつける新たな方法として注目されています!
それでは、早速紹介していきますね↓↓
「遠野物語NFT(三山女神編)特別版」(岩手県遠野市)
遠野出身者なら誰もが知っているらしい遠野三山の女神による「花を盗った話」。柳田國男の『遠野物語』第二話に収録されたはじまりの神話を、NFTのコンテンツとして現代に甦らせたのが「Game of the Lotus」です。
このNFTを手にした方は、遠野市を旅しながら、現代にふたたび舞い降りる霊華(ロータス)の謎を追うゲームを体験できるようです!
地域のさまざまな事業者と提携し、デジタルコンテンツならではの柔軟さで企業横断のコラボを実現していくようで、継続的に寄付者にアイテムお届けしていく見込みのようです。
自治体 | 岩手県遠野市 |
寄付額 | 50,000円 |
特徴 | 地域の店舗・施設と連携し、店頭に設置したQRコードからと追加のアイテム(ホップ畑、ジンギスカン、クラフトビール、カッパ、遠野駅、荒神神社など。遠野に関連したさまざまなアイテム)をゲットできる。 |
遠野市のNFTを入手した上で、連携店舗等を訪れることにより、限定のNFT等を入手できたり、何かしらの特典を得られるということでしょうか。多様の種類があれば、コレクターにウケそうな内容ですね。
NFTアート(大阪府泉佐野市)
KawaiiGirl作者のあめちゃんが泉佐野市をテーマに描いたジェネレーティブアート作品のNFTで、泉佐野市をPRしたものです。複数のパーツで構成されており、大阪湾や関西国際空港、離着陸する飛行機が一望でき “恋人の聖地”をかかげている泉佐野市の観光名所「LOVE RINKu」などがデザインされています。
自治体 | 大阪府泉佐野市 |
寄付額 | 120,000円 |
特徴 | 大阪府泉佐野市の観光名所をPRする内容になっている。 |
北九州市 デザイン マンホール NFT(福岡県北九州市)
北九州市のご当地のマンホールと、その土地を題材にしてNFTクリエイターが作成したNFTアートがコラボしたマンホールNFTです。
今回は、北九州市環境マスコットキャラクター『ていたん&ブラックていたん』と『小倉城』が描かれたご当地マンホールと、NFTクリエイター『blue 2』によるものです。
北九州市に実際にあるデザインマンホールがいつでもデジタル上で見ることが出来て更に、有名クリエーターが手がけたその土地を題材にしたオンリーワンのNFTアートは、一生の宝物になるかも!?
自治体 | 福岡県北九州市 |
寄付額 | 5,000円 |
特徴 | 福岡県北九州市に実際に存在するデザインマンホールをNFT化したもので、入手したデザインマンホールNFTを探すといった冒険心をくすぐる内容になっている。さらに人気のNFTクリエイター『blue 2』さんが作成。限定100点。 |
他のNFT返礼品に比べると、寄付金額が安くとっつき易そうですね。個人的には好きな絵のタッチですので、なんか欲しくなっちゃいます。限定100点というのも、日本人の心を揺さぶりますよね。
NFT返礼品の注意点(転売不可)
以上3点のふるさと納税NFT返礼品を紹介しましたが、注意点があります。それは、「NFT」は通常転売が可能ですが、ふるさと納税の返礼品として入手したNFTは、ふるさと納税の規約から転売が禁止されているため転売ができません。
NFTは資産価値のあるものとして資産家等から注目されていた一面もあるため、少し残念なところもありますが、自身のコレクションとして、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
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